Silver Running Hyper Booster USB / Σ-1電源ケーブル レビュー 大分県在住S様 

◎使用機器
・スピーカーTAD ME1
・パワーアンプ オーディオデザイン DCPW-240
・プリ兼ヘッドホンアンプ Niimbus US5 pro
・DAC Esoteric N-01XD
・電源タップkojo Forcebar 3.1 & H1P

まず、Hyper Booster USBですが最初は効果のほどをいまいち感じられませんでした。
数日PCに挿しっぱなしにして音楽を聴き、改めて聴き比べると結構な変化を感じられました。
スネアドラムなど中低音が元気よく活き活きと鳴っています。
輪郭強調でカリカリしてるんじゃなく、骨太マッシブな腰の入ったくっきり感とでもいいましょうか。

力強いです。 

また、スピーカー周辺とセンターにギュッと定位していた音がもう少し広がって余裕のある音になっています。 

高さ方向にも伸びたように感じられます。 

最初変わらないと思ったのが何だったのかというくらい変わってます。 

エージングなのか、選曲や聴くポイントが悪かったのか。

 Σ‐1ですが、お値段6桁の電源ケーブルを扱うのが初めてなのもあり、いかんせん経験値不足なのですが、 一見して物凄く太かったです。

こんなに太い電源ケーブル初めて見ました。

 ケーブルそのものは意外と柔らかく曲げられますが、 やはり太く曲がらない根本に相当する部分も大きいので、機器と壁とのスペースは普通のケーブルより必要でした。

また、最初はΣ-1をパワーアンプに繋ぐと音は良いのにジジジジとかなりノイズが載っていて驚きました。 

ウチのパワーアンプは横幅より高さの方が大きい形なのですが、収まりが良いのでテレビの真裏に設置しています。テレビの電源を切るとノイズが消えるため、ノイズ源はテレビのようでした。アンプをテレビから少し離してやるとノイズは消えました。 今までのケーブルではノイズが出てなかったことから、どうやらΣ-1が太すぎてケーブルがノイズを拾うくらいテレビに近づいたことが原因のようでした。

今回は極端な例でしょうが、太いケーブルは他の機器やケーブルとの干渉をより気をつけないといけないと学びがありました。

音の方は、まぁ凄いですね。
音が広がる。主に横方向と奥行き方向。
解像度も上がる。
ボーカルの生っぽさ艶っぽさの質感が最高です。

月並みな表現ですが、機器のレベルが上がったのかのようです。

今回、パワーアンプ、プリアンプ、DAC、それら機器がつながっているタップの4か所に繋いで試してみました。
一番効果を感じたのがパワーアンプです。
プリアンプに繋いでも効きますが、パワーアンプ程ではなかった。
DACに繋いだ場合、音が広がりすぎてボーカルなどが引っ込み気味になり、ちょっと好みではないかなと。
上流のタップに繋いだ場合はパワーアンプ直結時よりも若干マイルド気味になるが、単純に音がレベルアップしたようになるのでこちらも捨てがたい。