Silver Running DC Power Booster 内蔵 PLATINUM DC ケーブル レビュー D様

使用環境:パソコンに接続したUSBインターフェイスカードと外部電源との接続用

2021年現在、オーディオ用と名のついたDCケーブルは少ない様に思います。

私も何点か購入してみましたが、ほぼ変化が分からないか、一長一短ある音の変化でした(オヤイデの102SSCケーブルはいい音でした)。

そこで懲りたのもあり、そもそも選択肢がほぼエフェクター用なのもあり、またUSBカードへの給電でどれほど音が変わるか懐疑的でもあり

一度ケーブル漁りは中断しました。

が、オーディオ環境に手を加え続けた結果もうDCケーブル以外に手を加えられる所がなくなり再度検索した結果、DC Power BoosterをJCAT USBcard FEMTOに接続した際の音質向上のレビューが検索で掛かり、私もまずmini Boosterを購入しました。

そこで音場の広がりを実感したので、次はボトルネックを無くす為に追加でSilver Running Platinum DCケーブルを購入を検討しました。

その旨をお伝えした所、Booster内蔵のケーブル貸出を提案頂き、そこで試聴ののちにオーダーでケーブルを作成して頂きました。

私の環境で最も改善のあった部分は、頭内定位の大幅な解消です。

音の抜けがよくなり、さりとてスカスカにはならず綺麗な音で鳴るので長く聴いていられます。

この特徴はBooster内蔵のおかげなのかはBooster無しのケーブルとの比較が必要ですが、元の音を無理矢理誇張した、みたいな不自然さは全くありません。

(強いて言えば、元のケーブルでは聞こえなかった録音時の機材ノイズが表面化するので、生配信などではそこが気になるかもしれません)

また、数日聴いているうちにやや不足気味に感じた低音も十分に出てきて、元のケーブルに劣る部分は何もない状態となりました。

いわゆるエージングなのか、元のケーブルとの音質比較で各機器の電源をオンオフした影響が安定したのかは分かりませんが、嬉しい変化です。

私の環境ではアモルメットやVITROPERMとは相性があまり良くありませんでした。

DCケーブル自体にもですが、他の場所への取り付けも低音の出方を阻害する感があり、現在取り外しています。

ノイズフィルター類は一度取り外して、効果を都度検証した方がいいかもしれません。

USBカードへの給電でこれだけ影響があるならば、DACやアンプなどへの電源供給は更に効果があるのか(もしくはUSB外部給電は意外と重要なのか)W Boost仕様ならば尚良い音となるのか、など興味は付きませんが、買って良かったと思います。

余談ですが併せてお借りしたUltimate Generation II USBの性能には驚きました。

当初はこちらのインパクトの方が大きかったです。

Booster内蔵ケーブルと合わせるとヘッドホンなのにそれを感じさせないほど自然な音場の広さを感じます。

種類を問わず性能が高い事が理解できました。