Silver Running PLATINUM アースケーブル レビュー 広島県在住 Y様
本製品を導入し、1週間経過後の状況をお知らせします。当初、ノイズフロアが下がり、
一気に静かになったことを報告しましたが、システム全体がさらなる変貌を遂げました。
今まで、ケーブルやインシュレーター、トランス、電源コンディショナーで相当な対策をして、
極限までのハイスピードを目指してきました。ただこのアース線は最後のトドメとなりました。
これをつなぐことにより、ほとんど気づかなかった僅かな付帯音を徹底的に取り除き、更なる立体音像をもたらしました。
また静寂だけでなく、躍動感まで上がったのです。この70cmのケーブルにここまでの効果があるとは、脱帽するしかありません。
「MUSICA NUDA」の同名アルバムは、作りこんだオンマイクの強烈なウッドベースとボーカルが特徴のモダンジャズです。
ともすれば、高音・低音も耳をつんざく様な音になりがちです。4002183768
ILVER RUNNINGのアース線の入れると、今までどちらかというと弾力のある低音が、
ローエンドまでスッと伸び、自然な感触になるのです。
デモ用の一発芸の強烈な印象から、アコースティックの豊かな響きを感じることができます。
それに伴いオンマイクなボーカルもより引き締まり、音量を上げても全く、うるさくありません。
「Manu Katche」の「Third Round」ではECM特有のクールで開放的な立体音響が特徴です。
アース線の力で更に空間の表現力が上がり、ECM録音の特徴を引き出すことができました。
ドラムのシンバルの弱音部分の表現がけた違いに素晴らしいのです。
ドラマーのマヌカッチェが表現したい世界、アルバムのジャケットにあるような夜の荒涼とした先に
青白く照らし出された道の風景を存分に味わうことができました。
どちらの楽曲も評論家やデモでも使用される中々、手ごわいアルバムですが、
鳴らし切った時の達成感はオーディオファイルとして得難いものです。
かのハイエンドアンプの名手ジェフローランドは「この満天の星々のような音の表現がわたしの目標だ。
漆黒の空はノイズの低さであり、星の輝きとコントラストは音の躍動感だ」と言ったそうですが、
まさにそれを実感しました。ノイズを下げれば下げると程、コントラストは上がり、躍動感が増すのです。
また漆黒のその先にも諧調が存在する事、私は身を持って体験しました。
また全く違う回路に分けている映像もなぜかノイズが減り、恐ろしく綺麗になっています。
映像は誰が見ても、一目瞭然です。オーディオのノイズが回り込んでいたのでしょうか、理由はよくわかりません。
いずれにしてもアースについては、さらに研究が必要であると思い、さらにもう一本、別回路パワーアンプ側に接続をしてみました。
ここにも相当、効いています。
複数本、導入されている方も見受けられますが、1本以上に効果があります事を報告いたします。
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