DC Power Boosterレビュー 東京都在住Y様
高品質DCケーブル一体型のDC Power Booster (Triple Boost)を特注で制作していただき、NTTのONU（光終端装置）に使ってみました。
ONUは、電源プラグ形状が特殊であり、また今回のDC Power Booster導入に合わせて、ONU付属のスイッチング電源からエルサウンドのリニア電源に給電源を切り替えたため、これらへの対応も含めての特注品となります。
DC Power Booster の特徴として、接続して即座に効果が現れるというのがありますが、今回もその例に漏れず、すぐに顕著な効果が現れました。
低域から高域まで、全帯域に渡って明らかな音質の向上が認められ、音の滲みが大きくへるのがよくわかります。
位置的な定位、時間軸的な意味両方での音のズレ・揺らぎが減少し、結果として情報量の向上、音像の収束、一音一音の音離れの良化、音の密度・エネルギー感の向上が明確に認められました。
とりわけ、時間軸上での音の滲みの減少が顕著です。あるべき音があるべき時に始まり、終わるべき時に止まるようになったなあと感じられました。
全帯域に渡って音が良化しますが、低域でのドラム・ティンパニーの皮の張力感の表現などは特に印象に残りました。
DC Power Booster は複数機器に導入しており、その都度はっきりと音質が向上していくのですが、今回もまた音を一段上の領域に持ち上げることができました。
また、家庭内の全ネットワークの根元であるONUをブーストしたことで、オーディオ以外のネットワークのAV出力が全体的に向上しました。
向上の幅という点では、オーディオよりもオーディオ以外の部分に対するものの方が大きいとすら感じられます。
配信動画や音声の質が明確に良化しました。
なお、当ONU用 DC Booster 導入に当たって、事前に「ONUをオーディオ用ネットワークから完全に切り離したらどうなるか？」も検証してみました。
この場合、オーディオネットワークの根元はバッファローの一般用WiFiルーターになり、こちらは DC Power Booster（Single Boost）を使っているのですが、この構成も音質の向上が顕著でした。
ONUの切り離しと、利便性込みの全体強化を迷った末に、ONUへのブーストを決断したのですが、Triple Boost することで、ONU切り離しと遜色ない、あるいはそれ以上の音質向上が達成できました。
ただし、やはり究極を目指すのであれば、オーディオからのONUの切り離しはやらざるを得ないのかな、とも感じているところではあります。
しかし、これはやることをやりきった上での最後の手段です。ネットワークを一元化するメリットは大きく、それを維持した上で音質を大きく向上させられる、ONUへのブーストは大変有効であると思います。
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